マンチェスターシティから学ぶ5バック攻略法2選!

スポンサーリンク
戦術

こんにちは!ハニーです!

今回は2022/2/10に行われたプレミアリーグ第24節、【マンチェスターシティー】vs【ブレントフォードFC】の試合レビュー試合から学べる事を解説していきたいと思います。

私のプロフィールはこちら
▶プロフィールはこちら

目次

スターティングメンバー


■試合結果

マンチェスターシティ 2 - 0 ブレントフォードFC

R・マフレズ 40′ (PK)
デ・ブライネ 69′

交代

マンチェスターシティー
67′ マフレズ→グリーリッシュ
71′ フォーデン→ギュンドアン

ブレントフォードFC
62′ S・カノス→ダシルヴァ
62′ S・ゴドス→ムベウモ
70′ オンエカ→ウィサ

各チームスタッツ

引用元:プレミアリーグページ

試合レビュー

ブレントフォードFCのキックオフで始まった第24節。
序盤はブレントフォードFCがブロックを敷きつつもあまり引かずに前からプレスをかけていく。

一方マンチェスターシティのビルドアップは、左サイドバックのカンセロが中央よりにポジションを取り、ラポルテ、ディアス、ストーンズを3バックのような形に並べ、ボランチのロドリを加えたひし形のような形でブレントフォードのFW2枚の背後を取っていく。

38分、ブレントフォードS・カノスが自陣右サイドペナルティーエリア少し外の位置でクリアしたボールがカンセロに当たりボールはスターリングの元へ。スターリングはそのままペナルティーエリアにスピードを上げながら縦へドリブル。スターリングのクロスを上げる素振りに対して思わずローアスリウがスライリングしてしまう。そのまま足が引っ掛かりマンチェスターシティがPKを獲得。
このPKをマフレズが確実に決め、マンチェスターシティが1-0で前半を折り返す。

両チームメンバーを変えず後半がスタート。
後半、マンチェスターシティはブレントフォードの両ウィングを外につり出し、中盤3枚の横のスペースを何度も狙いに行く。

すると、69分ブレントフォードがビルドアップ時、右に開いたヤンソンがキーパーへボールを戻し、キーパーのラジャがボランチにつけようとしたボールをスターリングがカット。スターリングはそのままシュートを打つもここはキーパーラジャがセーブ。しかし弾いたこぼれ球をデブライネがダイレクトでゴールへ流し込み、2-0とブレントフォードを引き離す。

その後はブレントフォードも得意の空中戦を仕掛けゴールに迫るが、このまま2-0で試合は終了となった。

この試合のピックアップポイント

若手プレイヤー
若手プレイヤー

この試合で学べる事はなに?

ベテラン<br>プレイヤー
ベテラン
プレイヤー

この試合では5バックの崩し方が学べたよ!

マンチェスターシティが行った5バック攻略法(ポケットの狙い方)

この試合、マンチェスターシティが4-3-3の布陣、ブレントフォードFCが3-5-2の布陣で試合は進みました。
ブレントフォードFCは守備時、ローアスリウとヘンリーの両ウィングがバックラインに下がり5バックのような陣形を組んで守備を形成していました。

通常バックラインに5人もの選手がいると中々相手の深い位置に潜り込む事が出来ず、チャンスを作る事が困難となります。

しかし今回マンチェスターシティーは、両サイドに幅を取りブレントフォードFCの両ウィングをつり出す戦術を仕掛けていきました。

実際にボードを使ってみていきましょう。

74’のシーン

上図のシーンは74分、左サイドから右サイドへボールが展開され大きく右サイドに開いていたデ・ブライネがボールを貰い、●のポケットの位置へスルーパスを出し、スターリングが走り込んだシーンになります。

■解説
この試合では、常にマンチェスターシティが上図のような攻撃を何度も仕掛けていきました。
マンチェスターシティーが両サイドに幅を取る事で、ブレントフォードの両ウィングバックは外に出ざるを得ない状況となります。

そうなるとウィングバックが出た後ろのスペースがぽっかりと空き、そのスペースを使う事で整っていた守備陣形にズレが生じていきます。

マークが1人ズレると、サッカーの試合というのは11人対11人で試合をしているため攻撃のチームにフリーの選手が出てきます。

マンチェスターシティの強みというのは、その相手の守備陣形のズレから生じた味方のフリーの選手を上手く使う事ができるため、より多くのチャンスを作ることができます。

また、マンチェスターシティは相手の守備陣形を崩すために特定の選手がサイドに幅を取るのではなく状況に応じて色々な選手が外に出たり中に入ったりを繰り返します。

今回の試合で言えば、右サイドはデ・ブライネ、マフレズ、左サイドはスターリング、カンセロが主に出たり入ったりを繰り返し、流動的な攻撃を繰り返していました。

サッカーをやった事のある方なら分かるかもしれませんが、相手が流動的に動くとマークの受け渡しに遅れが生じどうしても相手をフリーにさせてしまう事がありますよね。

逆に言えば攻撃をする際はどうすれば相手の守備陣形を崩せるかを常に考えながらパス、ドリブルを行う事ができればもっとサッカーを楽しめるはずです!

マンチェスターシティーが行った5バック攻略法(中盤3枚の横のスペースの使い方)

この試合でもう一つ目立ったマンチェスターシティの戦術が、守備時のブレントフォードの中盤3枚の横スペースを上手く使う戦術でした。

上図のようにサイドに幅を取り、ブレントフォードの中盤3枚の横の位置に1人がポジションを取る事で中盤3枚のブロックを崩す事ができます。(矢印の方向にパスを出す事で3枚が右にズレる)

そうすると●の箇所にスペースができてきます。
右側でパスが出せなければ、逆サイドに展開し同じ箇所を狙う。これを繰り返す事により徐々に相手の守備のスライドが遅れ、中盤にスペースが出きてきます。

そのスペースにFWのフォーデンが落ちてきたり、グリーリッシュが落ちて絡むことにより流動的な関わりの中でブレントフォードの守備陣形を混乱させていきました。

技術向上のためのアドバイス

今回の試合で学べたことは、5バックの陣形に対してどう攻撃をしていき、チャンスを作るかという事を学ぶことができました。

中学、高校年代、さらに大学のカテゴリーではこのような戦術理解がとても重要になり飛躍するためのポイントにもなるため今回ご紹介した動き方をぜひ参考にしていただければと思います。

小学生年代はまだ戦術などを取り入れているチームはそんなに多くはないかと感じますので、個人個人の意識として自身がここに動いたら相手はこういう動きをするという考え方を身に着けていってほしいです。

この考え方を小学生年代から身に着ける事ができれば、例え体が小さい足が遅いなどハンデがあっても中学生年代で挫折する事なく対等に戦うことができます。

サッカーはバカではできません。幼いころから考える習慣を身に着けていきましょう。

ボランチなどの動き方がわからないという選手は以下の記事をおすすめします。

ビルドアップ時ボランチが意識すること4選
▶記事はこちら
ボランチとして活躍するためには?必要な能力3選
▶記事はこちら









コメント

タイトルとURLをコピーしました