こんにちは!ハニーです!
みなさん、サッカーの「ボランチ」という言葉を知っていますか?
サッカー観戦をしていると、サッカー解説者や選手、監督、コーチ陣から「ボランチ」という言葉をよく耳にすると思います。
今回の記事では、サッカー観戦は好きだがあまり専門用語に詳しくない。これからサッカー用語を知っていきたい!という方にサッカーの「ボランチ」についてご紹介していけたらと思います。
ボランチなんて知ってるよという方は、詳しくボランチの役割について説明している記事もありますのでそちら参考にしてみてください!
目次
ボランチとは
ボランチってなんだ?
結論、サッカーの「ボランチ」とはポジションの名前です。
厳密に言うと守備的MF(ミッドフィルダー)というポジションを「ボランチ」と呼んでいます。
守備的MF=ボランチ。という事ですね
ボランチという言葉はポルトガル語で「舵取り」という意味があり、ピッチ内でいうと真ん中に位置している選手の事を指します。舵取りという意味の通り、ボランチの選手がゲームをコントロールしていきます。ボランチの選手の調子が良いとチーム全体のバランスが良くなり、調子が悪いとボールが回らず敗戦に繋がる可能性のあるとても重要なポジションです。
まずここで知っておいてほしい事は、ボランチはサッカーにおいて要となるとても重要な役割のあるポジションだ。という事を抑えておきましょう。
それでは、そもそもサッカーの「ポジション」とはなんなのか。についてご説明していきます。
ポジションとは?
サッカーのポジションとは、「ピッチ内で各選手が自身の役割を元に、立つべき場所」を意味しています。
各選手たちは無造作にピッチ内を駆け回っているのではなく、基本的にはある程度決められたポジションの範囲内でプレーをしています。(状況によっては自身のポジションの範囲外でももちろんプレーをする事があります)
そしてそれぞれの位置に選手を配置した、全体の形をフォーメーションと呼びます。
わかりやすいように下の図を見てください。
上記は4-4-2というフォーメーションです。
基本的にサッカーは3つのラインから構成されています。バックライン(Dから始まる文字)、中盤(Mから始まる文字)、前線(Fから始まる文字)この3ラインです。
選手1人1人が役割を持って各ポジションにつき、後ろに4枚、中盤に4枚、前線に2枚の形を作る事で4-4-2というフォーメーションがここでは出来上がりました。
どんな役割があるの?
ボランチには一体どんな役割があるの?
大きく分けて「攻撃時」と「守備時」の役割があるよ!
ボランチの攻撃時の役割とは?
攻撃時ボランチの役割としては、まず中盤で相手にボールを取られないような位置に立つことが重要です。自陣中盤の位置でボールを取られてしまうと相手にチャンスを作られてしまうからです。
いい位置に立つことができたら、味方からパスを貰い前線やサイドに効果的なパスをどんどん配給していきます。効果的なパスを配給する事により、相手を揺さぶることができるため相手の守備陣形を崩す事に繋がります。
相手の守備陣形が崩れるということは、フリーな選手(マークにつかれていない選手)が出てくるためよりチャンスを作りやすくなり、ゴールを奪う事に繋がるのです。
そのほかにも攻撃時の細かなボランチの役割という物は多くあります。
☟こちらの記事で詳しく解説していますので、 ボランチで活躍したいんだ!という方はぜひ参考にしてみてください!ボランチではない選手には参考にならないかもです、、、
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ボランチの守備時の役割とは?
ボランチでの守備時の役割はとにかく中盤でボールを奪う事です。
中盤でボールが取れないとずるずる相手に攻め込まれゴールを奪われてしまいます。
Q.では中盤でボールを奪うには?
A.
①仲間に指示を出し、自身がボールを奪いたい場所へ相手を誘導する
②ボールの行方を予測し、相手よりも早くボールが取れる位置にポジションを取る
③常に危機察知能力を持っておく
ボランチの守備の役割=中盤でボールを奪うためには、仲間への声かけと予測がとても大事です。
Jリーグの試合を生で見に行ったことのある方ならわかると思いますが、選手は常に声をかけて味方に指示を送っています(ボランチだけに限らず全員の選手が)
サッカーはチームスポーツです。1人でボールを取りに行こうと思っても相手は11人いますから、単純に10のパスコースの選択肢があります。これでは取れるボールも取れませんよね。
いかに中盤のボランチが状況を考えて仲間に指示を出すか。これがボランチの守備時には求められる役割となります。
攻撃と同様、そのほかにも守備時の細かなボランチの役割という物はあります。
☟こちらの記事で詳しく解説していますので 参考にしてみてください。
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ボランチって基本2枚なの?
結論、ボランチの枚数に決まりはありません。
そのチームの特徴、監督の考え方によって枚数は変わってきます。
■ボランチ2枚
ボランチを2枚置く場合は、中盤がとても安定します。
2枚いる事によって真ん中にスペースが出来にくくボールを奪う確率が上がります。しかし、攻撃面で考えると前線に人数をかけずらくなってしまうため、攻撃の厚みが出ないというデメリットも出てくる傾向にあります。守備重視のフォーメーションとも言えるでしょう。
■ボランチ1枚
上図にようにボランチ1枚(8番)の場合は、攻撃に厚みをかける事ができます。
例えばボールが11番に入った場面を考えると、ボールに関われる選手は6,7,9,10の4枚の選手がいます。
攻撃をする際にボールに関わる選手が1人増えるだけで、倍近くチャンスの幅が広がります。
このようにボランチを1枚にした場合は、前線にかける枚数を増やす事ができるのでより攻撃的なフォーメーションと言う事ができます。
しかし、8番の選手の横のスペースがぽっかり空いてしまうというデメリットも存在してきますね、、、
ボランチで有名な選手は?
ボランチで活躍するプロサッカー選手は、それぞれ自身の身体能力から1人1人違った特徴を持っています。
特徴別に選手を紹介していきたいと思います。
中村憲剛
元川崎フロンターレ所属の中村憲剛選手。
現在は引退をされてしまいましたが、中村憲剛選手は誰もが知るボランチではないでしょうか。
中村憲剛選手の特徴は何といってもパス、トラップの正確性です。
幼いころからあまり体が大きくなかったという弱点を逆手に取り、優れた戦術眼とパス、トラップの正確性で日本でもトップクラスのボランチへと成長していきました。
デブライネ
ボランチのポジションながら自由自在にピッチを駆け巡る世界トップクラスの選手。デブライネ。
2018年サッカーワールドカップではデブライネ選手率いるベルギー代表に日本はとても悔しい敗戦を期しました。
デブライネ選手の特徴としては、中盤を打開するドリブルとボランチでありながらもとても正確なアーリークロスを持っています。正確なパスも出しますが、自分自身が積極的に局面を打開していくボランチと言えるでしょう。
カンテ
フランスの中盤を支えるカンテ。カンテ選手の特徴と言えばボール奪取能力ではないでしょうか。
身長が168センチと周りの選手より低いにも関わらず、世界のトップクラスでプレーをしています。
身長が低いなりに、相手の懐に入る技術であったり相手よりも早く予測をするといった工夫が随所で見る事ができます。弱点をいかに長所に変えるかがサッカーではとても大事ですね。
以上3選手をご紹介いたしましたが、各選手それぞれ違った特徴を持っています。
サッカーは体が大きい選手、小さい選手、足が速い選手、遅い選手。どんな選手でも工夫をすれば十分活躍できるスポーツです。
では、ボランチで活躍するためにはどんな能力が必要なのか。
こちらを詳しく説明している記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください!
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最後に
今回はボランチについてご紹介いたしました。いかがでしたか。
サッカーの知識を増やしてサッカー観戦や実際にプレーを行うと、新たな発見が色々出てくると思います。
これからも様々なサッカー情報を記事を通してお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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