こんにちは！ハニーです！
今回は2023/04/24に行われたFAカップ準決勝【ブライトン】vs【マンチェスターU】の試合から学べる裏のスペースの取り方について解説をしていきたいと思います。
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目次
スターティングメンバー
試合結果
ブライトン (6)0 – 0(7) マンチェスターU
各チームスタッツ
引用元:FAカップ
ピックアップ戦術
今回のピックアップ戦術は、計算されたブライトンの裏のスペースの使い方について解説していきます。(前半：10分44秒)
▼シーン1
※背番号は実際のものとは異なります。
▼シーン1
ブライトンはビルドアップ時、相手守備陣形の中間にポジションを取ったA.アリスターへ、A.ウェブスターから縦パスが入ります。
★ポイント
中央に縦パスを入れる事により、相手の守備陣は中央に凝縮されます。これにより外側(サイド)にスペースが生まれます。(※シーン2を参照)
▼シーン2
※背番号は実際のものとは異なります。
▼シーン2
A.アリスターはボールを受け前を向き、三笘へ縦パスを入れます。
三笘はサイドに張るのではなく、バイタルエリア(MFとDFの間)にポジションを取りA.アリスターから縦パスを受けます。
★ポイント
三笘が中へポジションを取った事により、③番のディフェンダーは中央へと絞られました。
結果的に●の箇所にスペースが生まれます。
▼シーン3
※背番号は実際のものとは異なります。
▼シーン3
三笘は中央で縦パスを受けると、ボールをキープしながら再度A.アリスターへボールを戻します。
★ポイント
シーン2にてA.アリスターが三笘へ縦パスを入れたことにより、マンチェスターUの前線守備陣はセンターライン付近まで一旦守備のラインが下がり、後方守備陣は三笘のボールキープにより少しラインが上がりました。よってマンチェスターUの守備陣形はコンパクトな形に収縮した状態となりました。
マンチェスターUの前線守備陣のラインが下がったことにより、A.アリスターがフリー(プレッシャーがない)の状態で三笘からボールを貰うことができ、後方守備陣のラインが上がったことにより裏のスペースが空きました。
▼シーン4
※背番号は実際のものとは異なります。
▼シーン4
フリーでボールを受けたA.アリスターは、左サイドに空いた裏のスペースへロングパスを出しました。
★ポイント
A.アリスターはフリーでボールを受けたことにより、裏のスペースへ正確にパスを出す事ができました。また、計画的に空けた裏のスペースを使う点もポイントです。
重要ポイント
相手の裏のスペースを取るために、今回重要なポイントは2つ！
①A.アリスターの中央でのボールの受け方と有効的な縦パス
②三笘の絶妙なポジション取り
①A.アリスターの中央でのボールの受け方と有効的な縦パス
シーン1を見ていただくと分かる通り、A.アリスターは相手の前線ラインと中盤ラインの間でボールを受けています。このポジションでボールを受ける事により、相手の守備陣は中央へ凝縮しサイドにスペースを生む事ができます。さらに、相手の守備陣形を3分割したときの3分の1のライン(前線ライン)を突破する事ができるため、一気に4人の守備陣を置き去りにすることができました。
このポジション取りにより、サイドのスペースを空け、三笘への縦パスを入れる準備をすることが可能となりました。
A.アリスターが三笘へ縦パスを入れた事も、裏のスペースを使う事ができた要因となっています。
A.アリスターが三笘へ縦パスを入れたことによって、相手の守備陣はラインが少し上がり裏のスペースが少し空きました。
②三笘の絶妙なポジション取り
シーン2のように三笘が相手のボランチとセンターバックの間にポジションを取り縦パスを受けたことにより、今回はサイドバックのA.ワン=ビサカを中央へつり出す事ができました。
A.ワン=ビサカを中央へつり出せた事が、今回裏のスペースを使うことができた1つの大きな要因です。
このポジション取りは、今回のようにサイドバックをつり出す事ができるほか、もしセンターバックが食いつけば(プレッシャーにくれば)最終ラインを崩す要因にも繋がります。
自身のスキルに生かしてみよう！
今回のピックアップ戦術からみなさんのスキルに生かせることは、‘スペースを空けるようなポジション取りを意識してみよう’ということです。
サッカーはやはりボールを持ってプレーしたとき(オン・ザ・ボール)が一番楽しく感じるかと思いますが、ボールを持っていないとき(オフ・ザ・ボール)がとても重要です。
仲間のために’スペースを空けるポジション取りをする’ことも、点を取るため、勝つためにはとても重要なスキルとなります。今大活躍されている三笘選手もオン・ザ・ボールが注目されがちですが、考え抜かれたオフ・ザ・ボールの動きがあるからこそ仲間を上手く使い自身も活躍されているのだと感じます。
みなさんも今回のピックアップ戦術を参考に、裏のスペースの空け方を学び、スペースを空けるようなポジション取りをどんどん試していってほしいと思います。
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